腰の神経
腰痛には、腰にある神経が関係しています。
「脊髄」とは?
「脊髄」は脳から続いている中枢神経です。
これは、手足を動かしたり、その知覚を司ったり、姿勢を制御したりする神経細胞とその突起で構成されているんです。
「脊髄」はトンネルの中を走っている?
背骨のほぼ中央に前方は「椎体」、後方は「椎弓」と呼ばれる骨に囲まれた「トンネル」があります。
この「トンネル」の中を脊髄が走っているんです。
当然、外力から保護されるために「トンネル」の中を走っているんですね。
このトンネルの事を「脊柱管」(せきちゅうかん)といいます。
「馬のシッポ」
実は脊柱管というトンネル内を走っている「脊髄」は途中で終わっているんです。
「えっ!」と思われるかもしれません。が、本当なんですね。
脊髄はみぞおちのあたり(第12胸椎か第1腰椎)の高さで円錐の形をして終わっています。
それから先が「そうめん」のように枝分かれをして縦に走っていきます。
この形が「馬のシッポ」に似ているので「馬尾(ばび)」と呼ばれています。
「末梢神経」とは?
脊髄は「中枢神経」(ちゅうすうしんけい)でしたね。
それに対して脊髄から分かれて、椎間孔(ついかんこう)という骨の窓から外に出て行く神経があります。
これを「末梢神経」(まっしょうしんけい)と呼びます。
「末梢神経」は運動を司る「運動神経」と知覚を司る「知覚神経」で成り立っています。
「運動神経」は目的の筋肉に入って脳からの命令を伝えています。
一方、「知覚神経」は皮膚・関節などの痛み・感覚などを脳へと伝えているんですね。
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