椎間板ヘルニア
時に手術が必要なんです. . . . 。
40代の男性Tさん。
歩行器につかまってやっとのことで、足を引きずり入ってきました。
「Tさん」
1週間前より腰が痛かったんですが、昨日から急に右足が痛くて今朝からはしびれも. . . . 。
( 苦痛で顔を歪めています)。
「フー」
それは辛いですね。どんな姿勢が辛いですか?
「Tさん」
腰が曲げられないんです。前かがみになるとズキィーンとした痛みが. . . . 。
咳をすると足先まで響くんです。
「フー」
うーん。足の力が少し落ちていますね。
レントゲン上では椎間板の間隙(椎体と椎体の間)が狭くなっているところがあります。
( 一通り、説明を終えて)
これは「. . . 」の可能性が高いですね
MRIなどで詳しく検査してみましょうね。
「Tさん」
どうでもいいからこの痛みを何とかして下さぁーい!
とにかく、腰痛というより、足の痛みとしびれ。
さてTさんのこの疾患はなんでしょうか?
椎間板ヘルニア
Tさんの症状は椎間板ヘルニアに典型的な症状なんです。
ぜひ、頭の片隅に!
椎間板ヘルニアとは椎間板の中央にある髄核(ずいかく)が外にはみ出し、神経を圧迫してしまう疾患です。
最初に腰痛が起きることが多いのですが、特に「おじぎをする動作」で痛みが強くなります。
徐々に足にまで痛み、そしてしびれがでてきます。
進行すると足に力が入らないといった軽い麻痺や排尿・排便に異常をきたすこともあります。
そして、時に手術が必要になります。
注意典型的な具体例を挙げただけですので、必ずしも全ての方に当てはまる訳ではありません。ご了承下さい。
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