腰部脊柱管狭窄症
「10分ほど歩くと足に痛みとしびれが. . . 。」
農業に従事している6 0 代の男性N さん。最近仕事がはかどらないと来院されました。
「Nさん」
少し歩くと両足が痛くてしびれてダメだわ。最近ますます歩けないようになってきたわ。
( 診察室に入ってきたN さんはさほど辛そうには見えませんが)
「フー」
どれくらい歩けますか?
「Nさん」
10分くらいかな。前はもっと歩けたんだけど。
でも、少し休むと痛みは全く無いんだよ。また、歩けるようになるしな。
「フー」
( 診察を終えて)少し足の力が弱くなっているみたいですね。
MRIで確認しておきましょうか。
休むと症状がとれて楽になるようです。
さてNさんの疾患は?
腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)
「間欠跛行」(かんけつはこう)が特徴です。
つまり、歩いていると足が痛くなったりしびれたりしますが、しゃがんで一休みすると痛みもとれてまた歩ける症状。
これが特徴です。
文字どおり、脊柱管(せきちゅうかん)が狭くなることにより起こる病気です。
この脊柱管が狭くなると神経や血管を締め付けて症状がでるといわれています。
症状が強い場合は手術が必要となります。
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