腰痛対策ナビ
まつだ整形外科クリニック

腰椎椎間関節症

(Hさん)
先生。主人は痩せろ痩せろってうるさいんですよ。やっぱり太りすぎも原因なんですかねぇ。

(フー)
(笑)もちろん、太りすぎは良くないですけど、無理に痩せる必要はないですよ。
それより大事なことがあるんですよ。それは腰の姿勢なんです。

◆この疾患は加齢による椎間板(ついかんばん) の変性も原因ですが、背ぼねを後ろに反らしたり、腰椎の前弯(腰が前に反る) が強いと負担がかかり痛みを起こします。

そのためには、腰の姿勢が大事なんですね。

まず、痛みの出る姿勢。
つまり、腰の前方凸のカーブを小さくする姿勢をとる事が大切です。

誰でも出来る簡単な運動を紹介しますね。

1.まず、膝を曲げて仰向けに寝ましょう。
2.次に、腹筋に力を入れて、腰の後ろが床につくように(隙間をなくすように)してみましょう。
3.ピッタリとつけて1 0 数えて下さい。そして力を抜きましょう。

これを何回か続けてみて下さいね。

一般的には「良い姿勢を保つ」運動と理学療法で保存的に治療します。
痛みの強いときには鎮痛剤の内服や、直接、関節に注射をする事もあります。

そうそう、太っている方にはハイヒールは良くありません。
バランスを取るために腰が反ってしまいますよ。

◆注意典型的な具体例を挙げただけですので、必ずしも全ての方に当てはまる訳ではありません。ご了承下さい。

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