腰部脊柱管狭窄症
「Nさん」:
もう農業は無理かなぁ。息子は手伝わんし、困ったな。先生。足切らんとだめかね。
「フー」:
( MRIの写真をみて。)Nさん。神経が圧迫されていますね。これでは辛いでしょうね。
神経も悲鳴をあげていますよ。
治療方針について少し相談しましょうね。
治療方針は患者さんの「困り具合」で決めていきます。
「どの程度困っているのか?」
これが決めてになるんですね。
その方の年齢・職業・趣味によっても変わってきます。
ここでは、一般的な話をしますね。
まずは、保存的治療を試みます。
コルセット
腰椎の前湾をへらすために使用する事があります。
薬剤
消炎鎮痛剤や血管を広げるためのプロスタグランジン製剤の内服
ブロック注射
硬膜外( こうまくがい) というスペースに鎮痛剤を注入
などなどです。
これでも症状が改善しない場合。
特に、筋力の低下(麻痺の症状)や頻尿、残尿感、会陰部のしびれなどの膀胱直腸障害(ぼうこうちょくちょうしょうがい)が生じている場合は手術が必要になる事が多くなります。
いずれにしても、よーく医師と相談する事が大切ですね。
◆注意典型的な具体例を挙げただけですので、必ずしも全ての方に当てはまる訳ではありません。ご了承下さい。
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