腰椎椎間関節症
「足の痛みやしびれが出ることは殆ど無いんです. . . 。」
来月で60歳を迎える主婦のHさん。
とにかく台所での立ち仕事が辛いそうです。
「Hさん」( 少々太り気味のHさん。)
先生。立っている時間が長くなると腰とか足の付け根(鼠径部)が痛むんです。
「フー」
足には痛みやしびれはでないですか?
「Hさん」
ええ。そんな事は無いです。
「フー」
辛い姿勢はありますか?
「Hさん」
腰を反らすととっても痛いんです. . . 。
「フー」
Hさんは少し腰の前湾(腰の前に凸のカーブ)が強いですね。
殆どの方が50歳以上です。さて、この疾患は?
腰椎椎間関節症(ようついついかんかんせつしょう)
少々難しかったですね。50歳前後の方に多い病気です。
長時間立っていたり、腰を反らすと生じる腰痛や足の付け根の痛みが特徴です。
加齢とともに椎間板が変性してくると椎間板の高さも減じてきますよね。
すると椎間関節に負担がかかってくるんです。
特に背ぼねを反らしたり、腰が前に出ると、椎間関節への負担はさらに強くなります。
治療は保存的となります。
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